「土日もコミュニティバス運行して…」寒川町、くらしを考える会が運動
「新かながわ」2095号(2010年8月29日付)に掲載された内容を転載します。
寒川町では昨年10月から町営のコミュニティバスの運行を見直し、土日の運行を中止、便数も大幅にカットしてしまいました。これは、予算の削減の中で起きたもので、これに対して町民の有志が集まり、「くらしを考える会」(竹中可寿子代表・85歳・倉見在住)をつくり、「バスの運行を元に戻してほしい」と住民運動をすすめています。
寒川町のコミュニティバス運行事業は、交通弱者や交通不便地域の町民に大変喜ばれています。
見舞いや看護に土日も出かける
現在、JR相模線を起点に町の北側を北ルートと東ルート、南側を南ルートが運行されています。3ルートとも寒川駅が起点で終点です。1乗車100円で前払い、未就学児童は無料です。
コミュニティバスの土日運行の復活を求める町民の声は「倉見駅まで歩くと30分はかかる。バスを土日にも走らせてください」「土日は買い物に行かれません。バスが欲しい」「町の産業まつりに行きたいけど、バスがなくなって行かれないよ。寂しいよね」「病院へのお見舞いや看護に土日も出かけます。ぜひ、土日運行を復活してください」など切実です。
「くらしを考える会」は今年の3月から「土日の運行を復活してください」「朝の7時台に便を増やしてください」の2点で「コミュニティバスの改善を求める」陳情署名活動を開始しました。
住民の立場で議会の審査を
5月31日から始まった第2回定例町議会に734筆の署名を添えて陳情書を提出。6月7日「建設経済常任委員会」で審査されました。委員会では、土日運行が中止された昨年10月以降の状況、町民の声などが紹介されました。また、5月19日に倉見原、才戸集会所で行われた町長との対話も報告されました。
委員会審査の結果は継続審査となりました。傍聴席には町民16名が詰めかけ真剣に審査を見守りました。
竹中可寿子代表は、「行政は、机の上だけで考えているのではないか。住民の目線に立ってほしい。9月の第3回定例町議会に向けてもっと署名を増やしたいです。その中で、倉見自治会が署名に取り組んでくれるという、うれしい話もきています。ぜひ、土日運行を復活させてほしい」と話しました。
日本共産党の村田桂子町議は「町長は財政難を口実に町民向け制度をバッサリ削る一方、寒川駅北口のロータリーや駅前公園整備に9億円という巨額な税金を使っています。今、すぐに必要な工事とは思えません。住民の暮らしに欠くことのできないコミュニティバスの充実などを優先すべきです。これからも住民と協力していきます」と話しています。
(「新かながわ」2095号(2010年8月29日付)より)
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