「これは大変、はやくなんとかしなければ」 下水処理場見学会
7月20日午前9時半より、茅ヶ崎市柳島下水場の視察を、細川京三党防災対策部長と寒川議員団、住民の皆さん、12名で行いました。この日はあいにく台風が関東に接近中という時折激しく雨が吹き付ける中での見学でした。
汚泥に近づくと値が高くなることを確認する細川前議員(2人目)
まず最初に笠原下水道維持管理課長より、概要の説明を受けた後、袋づめの作業場と外に平置きしてある現場を見て回った。
下水処理場では、5月9日に放射線量の値が基準値を超えたときから、業者への引き渡しを中止し、以後、敷地内に保管する措置をとったという。
最大値は、5月30日の4,400ベクレル。前日に雨が降り、それまで空気中に浮遊していた放射線や、草などについていたものが雨と一緒に流れ込んだことが原因と考えられるという。日を追うごとに放射線量は下がってはいるが、現在で1,685ベクレル。これまでに保管した汚泥は、850袋に及ぶという。一日20袋の割合で増え続けているという。
ようやく政府から、8000ベクレル以下ならば管理型処分場に埋め立て処分しても良いと発表したが、受け入れるところはないだろうと考え、野積みの方法をとったという。
さっそく袋詰めの現場を見た。
最終処理された汚泥は、袋詰めや保管がしやすいように少し水を加えた加湿処理がされ
ビニール袋の外側を二重にして、つまり、3重の袋に入れて、およそ1tごと二一袋に詰められる。作業員の皆さんは、ガスマスクのような防護マスク、上から下まですっぽりと覆われたつなぎの作業着を着て、袋詰めの作業をしていました。
元々こうした汚泥を袋詰めにする作業ではコノ装備をしていたそうで、そればダイオキシンや塵肺などから働く人を守るためだったそうですが、しかし放射線を遮るものではないので、線量計をポケットの上につけて、毎月計測しているとのこと。
汚泥はやはり値が高く,0.30マイクロシーベルトを示していました。
袋詰めされた汚泥は、敷地内へ運ばれ、さらにブルーシートをかけて、崩れないように平置きにしている。雨の日には外へ出せないので、倉庫内に保管し、晴れた日に搬出氏、平置きにするのですでに900近くになっているとのこと。置き場では、袋から3m離れたところから立ち入り禁止の措置をしている。下水処理場自体が一般の人には立ち入りが制限されるがさらにここは職員でも安易に近づけないように立ち入り禁止区域にしているとのこと。実際に放射線量を量って見せてくれたが、置き場から7mでは0.05ベクレルであったものが、立ち入り禁止のロープのあたりで0.07となり、袋から,1.5mで0.15、袋に計測器を当てると0.30と6倍になる。
こんなものがいつまでも野積みになっていること自体が物騒であり、職員の人にとっても気持ちの良いものではない。国と東電が安全神話にとらわれ、「もし事故が起きたら」を想定した対策がまったく取られていないことに強い憤りを感じる。
参加した住民は、「放射能は3重の袋でも通ってしまうんですね、恐ろしいです。」「放射線を除去する方法はないのでしょうか」「私たちの空気や水も、放射線に汚染されているのではないかと心配です」「寒川の浄水場はどうだろうか」「放射線の測定はしているのだろうか」とと口々に放射能の恐ろしさを語っていました。
細川京三前町議、党防災対策部長は「東京だけではなく、寒川でも汚染が拡がっていることがわかり、原発事故のひろがりに暗然とする思いです。一日も早く、原発からの撤退をして、安心できる自然エネルギーに切り替えていかねばなりません」と語っていました。
この柳島下水処理場は、広さが30ha、相模川左岸流域に位置する、相模原から茅ヶ崎までの6市1町を流れる下水を一括処理する処理場で、日量40万トンの汚水を処理し、およそ300tの汚泥を焼却処理して、6tにまで濃縮・焼却・乾燥して、従来ならばセメント会社に売却し、道路の路盤材として再活用されるという。
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